📍 配送業 / Kさん(30代・軽貨物ドライバー)
🗓 取材日:2023年6月17日/取材地:東京都・環七通り沿い
【現場で異変】「エアコン効いてたのに…」配送中に手が震えたKさんの体験
目次
朝から暑くなかった。それが油断だった。
「この日は、そんなに暑くなかったんです。だから水も持っていかなかった」
取材に応じてくれたKさん(30代)は、都内で軽貨物配送をしている。
普段はマイボトルを常備しているが、この日は気温も低めで、なんとなく不要に感じてしまったという。
「午前中は順調だったんです。でも、昼を過ぎてから、なんかこう…手が震えてきて。あれ?って思ってコンビニで車を止めました」
振り返れば、朝から水分らしい水分をとっていなかった。
「コーヒーは飲んだけど、水じゃないですからね」
“かくれ脱水”が招く静かな異変
気温や汗では測れないのが“かくれ脱水”の怖さ。
体の水分が少しずつ減っていくと、手足の震えや頭痛、集中力の低下といった異変が出てくる。Kさんは、その場でOS-1を買い、一息ついてから午後の配達に戻ったという。
「ほんとに、あの1本で救われた感じがしました。気のせいかもしれないけど、飲んだあと、視界がクリアになったような気がして」
水分は“喉が渇いた”より前に飲むもの
脱水は、喉の渇きと同時には訪れない。
とくに車内や空調の効いた場所では、身体の水分が知らないうちに失われていく。
- 朝、出発前にコップ1杯
- 午前中の折返し地点でボトル半分
- 午後にもう一度
こういった“定時水分”が、かくれ脱水を防ぐ鍵になる。
Kさんの声

「倒れたり、事故ったりしなくてほんとによかったです。水を飲むって簡単なことなのに、後回しにしちゃう。でも今は、出発前に“水、飲め”って自分に言い聞かせてます」
※この記事は現場体験と厚生労働省など公的機関が公表する水分補給・熱中症予防のガイドラインに基づいて構成されています。
体調の異変を感じた際は、すぐに医療機関にご相談ください。
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