デスクワーク中、「気づいたら水を飲んでいなかった」という経験はありませんか?
実はこれ、かなり多くの人が感じている“見えない脱水”の一種です。
特に冷房の効いたオフィスや在宅勤務のような静かな環境では、
汗をかかないぶん、のどの渇きにも気づきにくくなります。
デスクワーカーが脱水になりやすい理由
- 身体を動かさないため汗を実感しにくい
- のどの渇きの感覚が鈍りやすい
- 作業に集中して時間感覚がなくなる
- コーヒーやお茶ばかりで“水分をとった気”になる
これらが重なると、気づかないうちに軽度の脱水症状が進行してしまいます。
今すぐできる5つの予防習慣
1. 午前・午後で“目標飲水量”を決める
→ 500mlペットボトル1本×2でOK
目安があると、人は“気づいて行動”しやすくなります。
特にデスクワークでは意識しないと水を飲み忘れがち。
「午前中で半分、午後でもう半分」と具体的に決めておくと、飲み忘れ防止につながります。
ペットボトルやマイボトルにテープや目印をつけて、達成度を可視化するのもおすすめです。

2. 会議やタスク終了時に必ず一口飲む
→ 生活のリズムに水を組み込む
水分補給を“習慣化”するためには、「終わったら飲む」「切り替えたら飲む」といった
行動とセットにすることが大切です。
会議終了後や報告メールを送った後など、“小さな達成”のタイミングを“水を飲むきっかけ”にすることで、自然と飲水量が安定します。

3. 水を目につくところに置く
→ PCモニターの横、キーボードの脇など
視界に水が入るだけで、「そういえば飲んでなかった」と気づけます。
引き出しや棚の上に置いていると、面倒になって飲みません。
モニター横や手元など、“座ったまま手が伸びる範囲”に置くことで、飲む回数が自然と増えます。

4. “無糖”を意識する
→ カフェインや糖分のとりすぎ防止にもつながる
水分補給のつもりで、コーヒーや甘いジュースを飲んでいませんか?
実は、カフェインや糖分には利尿作用があり、逆に体から水分を出してしまうことも。
基本は「水」「麦茶」「白湯」など、無糖・ノンカフェインの飲み物が安心です。
5. 軽い頭痛や集中力の低下を“サイン”とする
→ それは水分不足の初期症状かもしれません
「なんとなくボーッとする」「頭が重い」「目が乾く」——
それ、実は軽い脱水のサインかもしれません。
冷房の効いた室内に長時間いると、皮膚や呼吸から水分が奪われていきます。
そんなときは我慢せず、まず水を一口。
それだけでも、体調が変わることがあります。
「自分を冷やす」ことも、仕事のうち。
デスクワーク中も、知らないうちに脱水は進みます。
仕事の効率や健康のためにも、まずは一口の水から始めてみませんか。
参考リンク:
厚生労働省|働く人の熱中症対策(啓発資料)
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